名もなきGオの地で(3)

「また…あとできます…」

そうしてわたしはGオを後にしました。


サイZEリヤにつき、無事食事にありついたわたしたち。
そして食後、わたしは席を立ちました。
「ちょっと待ってて」


Gオにいってくる―



わたしは小走りでGオに向かいました。
店内に入ると黒髪メガネの男性はわたしを見つけて軽く微笑みました。

「お待たせしました。ではまた本日から1週間のレンタルとなります。
カードをお願いします」

「カード…!?」


なんということでしょう!
わたしはカード、というか一切なにも持たず、手ぶらでGオにきていたのでした。(あほか)

「カードがないと、私どもではどうすることもできないですね…」
「ちょっと取りに行ってきます…」



(まだつづく)